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EAP (従業員支援プログラム)

 

企業と労働者を取り囲む環境の変化

最近ではストレスからくる「心の病気」が増えています。
職場においても、事業の吸収・合併、成果主義の導入、人事制度改革などから社員一人一人に対する負担が大きくなってきています。

2006年には過重労働・メンタルヘルス対策に係る労働安全衛生法改正案が既に施行されており、企業は事業者責任として、安全配慮義務の履行を求められています。

安全配慮義務とは、「労務の提供にあたって、労働者の生命・健康等を危険から保護する配慮をすべき使用者の義務」(危険予知義務と結果回避義務)です。この義務を怠ると、民事・行政上の責任が発生します。

EAPとは

EAPとは、EmployeeAssistanceProgramの略で、従業員支援プログラムのことです。
各企業の従業員を支援し、企業が組織として健康に機能して個人の能力が十分発揮できるように企業をサポートしていくサービスのことです。
アメリカでは、従業員数50人以上の企業のほぼ100%がEAPを導入しています。

EAPを導入すると

企業全体として、社員の業績向上、生産性の向上が見られます。
 

EAP導入の具体的なメリット

1.生産性の維持・向上と人件費の削減
メンタルヘルスに問題のある社員は、遅刻や病欠の増加、集中力の低下により、パフォーマンスの質が落ちてきます。その結果、まわりの労働者の負担も増え、企業全体の生産低下につながります。
EAPを導入することにより、企業全体の精神的問題の発生が予防され、精神障害の件数が減少し、労働損失日数の減少から生産性の向上、休職中の社員の穴埋めのために雇用する契約社員の経費や残業代のコスト削減にメリットがあります。
2.労災予防
メンタルヘルスに関連する労災の認定基準が緩和され、手続きが簡素化され、過労自殺を含む精神障害に労災が認定されるケースが増えてきました。
つまり、従業員のメンタルヘルス問題を放置することによる企業のリスクも高くなってきているのです。
EAPを導入することで、企業全体の精神的問題の発生予防、精神障害の件数の減少、メンタルな病気の予防・早期発見・早期治療・早期社会復帰・再発防止ができるので、メンタルヘルスに関する労災を未然に防ぐことができます。
3.医療費の削減
メンタルヘルスに問題を抱えている社員を放置しておくと、事態は深刻化し、医療にかかっても改善するまでに時間がかかります。
それによって企業が負担する医療費の負担も増えてきます。EAPを導入しストレス予防をすることで、医療費の健康保険料負担を削減することができます。
4.人材の職務定着率の向上
メンタルヘルスの問題やストレスから、離職する人が多くみられます。社員の採用コストは、その人の給料の1.5倍~2倍かかるといわれています。
離職率が下がるということは、そうした採用や研修、教育のコストを削減します。また離職による情報漏洩のリスクを回避することも出来ます。
EAPを利用し、社員が抱えている問題を早期解決することにより、優秀な人材の職務定着率が向上し、人的資源を最大限に活用することが出来ます。
5.企業イメージアップ
会社は社員を大切に扱ってくれるという風土や職務保障、働きやすい環境があると、内外の信頼を得られます。
EAPは、問題の早期対応を目指すプログラムですので、問題が複雑・深刻化する前に対応を考えていくことが可能です。
これによって、リスクマネジメントが、きちんと出来ている企業というイメージを内外に示すことができます。

外堀
2014年3月末、飯田橋を臨む。穏やかな春の日和の水辺の桜です。


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